ソチ五輪フィギュアスケート代表でプロスケーターの村上佳菜子さん(23)が、経験談を交え「酒に酔った勢いで近づいてくる男性がすごく嫌」と述べたところ、お笑いタレントの明石家さんまさん(63)が「酔うてるからええやん」と返し、インターネット上で一部から顰蹙を買った。
村上さんは2018年8月7日放送のバラエティ番組「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)に出演。不満に思った男の言動という番組のテーマに沿って、選手時代のエピソードを明かした。
「その人がすごくベロベロになって...」
フィギュアの大会後に開かれた、選手が参加するパーティーでのことだ。村上さんは「全然しゃべったことがなくて、全日本選手権とかで会ってもあいさつくらいしかしないスケーターの方だったんですけど」と切り出し、
「その人がすごくベロベロになって、『佳菜子~! 元気~?!』みたいな感じで言ってきて、それがすっごく嫌だったんです。『イエーイ!』みたいな感じで」
と、スタジオで隣にいた岡田結実さん(18)の肩に手を回し、その男性の言動を再現した。この日のゲストは全員女性。村上さんに同意するように「ええ?!」と驚いた。
だがMCのさんまさんが村上さんに返したのは、
「酔うてるからええやないかい」
という言葉。村上さんは「でもなんか...『イェーイ佳菜子~!』みたいな感じですよ」とその男性への不快感を再びにじませたが、さんまさんは、
「『イェーイ佳菜子!』言われたら、『イェーイ!』で(応じてやれば)ええやないかい」
と考えは変わらなかった。
村上さんの話では、その男性とは年1回の全日本選手権で会うくらいで、「仲良くないの?」と聞かれても「全然。(会っても)『こんにちは』『どうも』くらい」というほど、ほぼ面識がない。いきなり「呼び捨て」だったことにも面食らってしまったという。
苦笑いしつつも「その人のことがトラウマになっちゃって」といい、「今は喋るようになったんですけど、やっぱり1枚壁がある。(笑顔であいさつしようとしても)顔がひきつっちゃう。はは...」と、今なお苦手なようだ。