医学界には「男女の区別」必要? 小林よしのり持論「外科医不足、誰が責任とるのだ」

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   東京医科大学の入試で女子の得点が一律で抑えられていた問題で、漫画家の小林よしのり氏が、医学界では「『男女の区別』は必要だと思う」と主張した。

   小林氏は、医師の西川史子氏が「(成績順に)上からとったら女性ばかりになる」と指摘したことにも、「正しいのではないか」と一定の理解を示している。

  • 小林よしのり氏(2014年撮影)
    小林よしのり氏(2014年撮影)
  • 小林よしのり氏(2014年撮影)

「差別ではなく」

   小林氏は2018年8月8日に更新したブログで東京医大の不正入試問題に触れ、「入試の方法論としては間違っている」と批判しつつ、「医学の世界に『男女平等』と『点数主義』を原理主義的に持ち込んでいいのか?」と主張。加えて、

「西川史子氏が、『点数の上から採っていったら女性ばかりが合格して、世の中が眼科と皮膚科ばかりになってしまう』と言っているが、これは正しいのではないか?」

と西川氏の考えを肯定的にみている。

   西川氏は5日放送の「サンデー・ジャポン」(TBS系)で、得点操作について「当たり前です。(東京医大に)限らないです。全部そう」と他大学でも行われているとすると、「(成績順で)上からとったら女性ばかりになっちゃう。女の子の方が優秀なので。そうすると世の中が眼科医、皮膚科医だらけになっちゃう」と実態を指摘。「(女性の)外科医は少ない。外科医になってくれるような男手が必要」と、男女で医科の偏りがある現状も述べていた。

   小林のブログはこうした西川氏の発言を念頭に置いていると見られ、「女性は合格しても眼科か皮膚科を志望する者ばかりで、救命医や外科医は男しか担えないということだろう」との認識を示した。その上で、

「医学や軍事の世界には、差別ではなくて、『男女の区別』は必要だと思う。入試の段階で、『○○科志望』をはっきりさせておいて、定員を設けた方がいい。外科医不足になったら、誰が責任とるのだ?」

と主張した。

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