山根明会長「カリスマ」語録 爆弾発言から天然ボケまで

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「アデダス」は即座にTシャツ化

   一方、強面とは裏腹の、どこか「天然」ともとれる発言・言動の数々も、特にネット上では人気を集めた。

「全国の33都道府県のアマチュアボクシングの方に、お詫びを申し上げます」(3日、スッキリ)

   初登場となった「スッキリ」で、インタビュー開始直後に飛び出した「33都道府県」。ツイッターなどでは「いつから日本は33都道府県に......」などとツッコミが相次いだが、これはおそらく、告発状に名を連ねた都道府県のことだろう。

「全国47都道府県の中、33都道府県。私に対して応援してくれた33都道府県の皆さまに感謝申し上げます」(8日、辞任会見)

   ところが辞任会見でも、再びこの「33都道府県」が。告発側なのに「応援してくれた」とは、どういうことなのだろうか。真相は本人のみぞ知る。

「アデダス」(3日、スッキリ)

   グローブ問題にかかわったアディダスを、繰り返し「アデダス」と呼ぶ姿も話題に。なんとその日のうちに、「アデダス」とプリントされたTシャツがネット上で販売されている。

「カンロ飴以外は間食しません」(3日、ミヤネ屋)

   問題視された「おもてなしリスト」については、本人は否定している。ただ、カンロ飴については実際に大好物だったようだ。

「ひとついかがですか」(7日、グッディ)

   取材に赴いた大村正樹アナウンサーに、自分のカンロ飴を一つおすそ分けしながらの一言だ。ちなみにカンロ飴の公式サイトに掲載されているメッセージの中には、「カンロ飴を食べる悪人なんて、見たことがない」なるものがある。

「ホヤ貝(大好き)」(おもてなしリスト)

   本人の発言ではないが、「おもてなしリスト」の中で反響が大きかったのはこの記述。ほかは「好き」「食べる」といった説明だが、ホヤ貝、そして車エビは「大好き」とあった。ツイッターでは、「かわいい」といった声も。

「おはようございます。私は12時過ぎでも『おはようございます』でございます」(8日、辞任会見)

   辞任会見、定刻に遅れて登場し、何を口にするかと思いきや、この挨拶である。

「あの映画(ゴッドファーザー)は非常に家族愛があるんですよ。ヤクザやマフィアの世界じゃなくてね」(6日、夕刊フジ)

   呼び出し音としておなじみの「ゴッドファーザー」が好きな理由は、「愛」があるからだとか。本人も競技や選手への「愛」を繰り返し語っているが、結果としてこのような問題を引き起こすこととなった。

   こうしてみると、山根語録には一見、矛盾しているものも多い。だが同時に、本人の中では何らかの形で「首尾一貫」しているのだろう、ということもうかがえる。そこが山根会長の発言に、多くの人が注目する理由の一つなのかもしれない。

   最後は、この発言でしめくくりたい。

「僕ほどこう見えて優しい男はおりません」(3日、プライムニュース)
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