台風コロッケ、2ch文化から「インスタ映え」へ進化中 ネットとともに中身も変遷

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台風コロッケも「オシャレ」に

   10年に始まった「インスタグラム」でも、この文化が根付き始めている。

   ハッシュタグ「#台風コロッケ」が使われた最初の写真は、サービスが始まってから1年ほどの11年7月19日だ。

「食べるよ! #台風コロッケ」

と、キャベツの千切りとコロッケ2つが皿にのった写真が投稿されていた。

   その後、18年8月7日現在までに約1500件の投稿がこのハッシュタグに集まっている。11年から12年ごろの写真は特に加工が施されていないものが多かったが、徐々に工夫を凝らした1枚が多くなってきている。例えば、自慢の手作りコロッケ、行きつけの惣菜店のコロッケ、カフェで売られているコロッケサンド、クレープの包み紙に入れたもの、星型やノンフライにチーズ乗せといった個性的なコロッケ、揚げている最中の動画など「インスタ映え」が意識されている。オシャレさが重要なインスタらしい定着の仕方ではなかろうか。

   話題にあがる場所の「らしさ」にしっかり馴染み、利用者にも受け入れられる「台風コロッケ」はブームや祭りではなく、土用の丑の日のように恒久的に続けられる文化になる力を秘めているのかもしれない。

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