中国新聞の広島カープ担当記者によるツイートが、物議を醸している。
カープの対戦相手であった横浜DeNAの選手に対し、「お粗末な打撃」と評したためだ。
「記者ならではの視点」で発信するも...
中国新聞は2018年7月31日、広島カープの担当記者が運営するツイッターアカウントを開設した。紙面およびウェブ版に掲載された告知によれば、「試合中は運動部カープ担当記者ならではの視点でつぶや」くという。
ツイートは予告通り、記者の主観を交えた内容が特徴。8月5日のカープ対DeNA戦では、
「うゎ~、ここで代えた。高橋昂の2勝目吹っ飛ぶ。故障でもしたのか、懲罰か」
「今、併殺を狙いにいくDeNAの守りは信じられない。しかも打者西川で。広島的にはラッキーだが」
などの投稿があった。
物議を醸しているのは、同試合での「倉本のお粗末な打撃で、高橋樹復調。3アウト目はリプレー検証へ(●●)」(伏せ字は編集部、原文では署名)という投稿だ。
これは、1点ビハインドの10回裏1死1塁。カープの高橋投手に対し、DeNA倉本選手が3ボール1ストライクからセカンドフライに倒れた場面についてだ。
中国新聞「一部ファンを不快にさせる表現がありました」
ツイートに対しては投稿後1時間で250以上の返信が寄せられた。
「カープファンだが中国新聞番記者さんのツイートは本当に許せん。倉本にもDeNAファンにも失礼すぎ。相手を敬ってこそのプロ野球だぞ」
「中国新聞というアカウント名を出してツイートするなら、事実のみ伝えるのが本筋。記者個人の本音をツイートしたいなら、あくまで個人名でのアカウントですべきであり、誰もやるなとは言ってない」
といった批判的な向きがある一方、
「実際あんなのお粗末な打撃以外の何物でもないだろ」
「ぶっちゃけお粗末な打撃くらい良くね?と思うがね 言葉狩りが多い」
と擁護する声もあるなど、賛否両論だ。
ツイートはしばらくして削除され、
「一部ファンを不快にさせる表現がありましたので、削除しました」
と説明している。