ロッカールーム清掃「これ実は...」
裏でチームに貢献する姿は、ロッカールームでもあったという。槙野選手は、現地の日本サポーターが試合後にゴミ拾いなどでクリーンにしてから帰ることをあげながら、
「代表のロッカールームでも試合が終わった後きれいにして帰る、というのが流れであったんですけど、これ実は本田選手が最初に『ロッカールームきれいにしよう』と発言して、みんなでやるようになったんです」
と明かした。
この取り組みは敗退した7月3日の決勝トーナメント1回戦・ベルギー戦(2-3)後、特に話題を集めた。ゴミひとつなく整然と片付いたロッカールームに、ロシア語で「ありがとう」を意味する「スパシーバ」と書いた紙が置かれた写真が、W杯大会関係者のSNSでアップされたからだ。
なお、ムードメーカーらしい2人のエピソードは、代表MF宇佐美貴史選手(26)も7月29日放送のバラエティ番組「ジャンクSPORTS」(フジテレビ系)で伝えている。
グループリーグ第3戦・ポーランド戦で、決勝T進出のため0-1と負けていながらパス回しで時間稼ぎした日本。スタジアムでは激しいブーイングが起き、試合後にキャンプ地へ帰る飛行機でもどこか暗さがあったという。この時のことを宇佐美選手は、
「本田選手が『槙野、カラオケやるから音楽かけろ』って、寝てる槙野君を叩き起こしてました。最初『ゆず』から始まり、『リップスライム』の時は圭佑君もこういう感じ(ラッパーさながらに手と頭を振る)で、僕ずっと見てました」
と、チームを盛り上げていたことを明かしていた。