「一番のムードメーカーは本田選手」
槙野選手は、「本田選手ってメディア受けというか、みなさんのイメージだとすごくツンツンしている人だと思うんですけど、一番のムードメーカーは本田選手だと思ってます。彼がいたからこそ、僕もみんなの前でおちゃらけたり、『DJ槙野』やってると言えたりできるんです」と噛みしめるように話す。そして、これほどチームに尽くせた理由を、
「本田選手が『俺たちで一緒に盛り上げような』って一言僕に言ってくれたんです。その一言がなかったら、僕はここまでできていなかった」
と明かしている。
本田選手自身、西野監督体制で当初トップ下でスタメン起用されていたが、最終的にはMF香川真司選手(29)が主力としてW杯のピッチに立つことになった。近い立場の槙野選手は、
「本人(本田選手)が一番悔しいと思いますよ。これまで代表で出してきた結果があるので、俺がベンチにいても面白くねえぞって思ったと思うんですけど、そこを裏方じゃないけど、ベンチメンバーで盛り上げようというのが、彼のこの大会にかける意気込みを僕は感じました」
と、発奮したという。