「事実が語られなくなり、今後の監査業務に支障」
山口典久県議による黒塗り写真の投稿は、8月2日夕現在で1万件ほどもリツイートされており、驚く声が次々に寄せられている。
「これを普通は、『非公開』と言う」「開いた口がふさがらない」「普通は個人情報に繋がる部分だけのはず」「こんな物出さない方がまし、紙とインクがもったいない」...
長野県監査委員事務局の次長は2日、J-CASTニュースの取材に対し、ヒアリングした職員名、日付、公表資料を除き、99%ぐらいを黒塗りにしたことを認めた。
「職員11人の名前や所属など、個人情報に関わることがあります。また、ヒアリング内容がもし公表されれば、事実が語られなくなり、今後の監査業務に支障が出てしまいます」
非公開と何が違うかについては、「ごく一部は公開していますので、公開決定の扱いになります」と説明している。
これに対し、山口県議は、「公開した形にしたいだけで、公開とは言えないと思います。今後については、県議団の中で話し合って、行政不服審査の請求も検討したい」と話している。