「下駄で痛くならない」自分で出来る3つの方法 老舗履物店のツイートが反響

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今回のツイートのために撮影・作成

   丸屋履物店ツイッターの「中の人」である、6代目の榎本英臣社長(32)にJ-CASTニュース編集部が30日に話を聞くと、「ツイッター上の反響の大きさに驚いた」とのことだった。

   実は、対策(1)に使った写真は、店の公式サイトの「Q&A」コーナーで、「下駄の履き方」解説欄に使っているもの。(2)と(3)の写真は、今回のツイートのために撮影・作成した。比較的よく知られた対策も含まれているが、写真付きで説明も端的で分かり易い、と注目を集めたようだ。

   ツイッターは数年前から使っているが、今回、初めてこうした形で「自分で&その場で出来る」方法を発信した理由については、浴衣とセットになっている下駄や、出来合いのものを買う人も多い中、「足に合わず痛くて下駄が嫌いになる」という流れを少しでも食い止め、下駄に触れる機会を増やしほしいとの思いからだ、と説明した。

   「専門店による情報発信」と聞くと、「前壺と足指の股との間に『隙間を残す』」という正攻法の紹介や、「専門店ですげる」ことを勧める、といったイメージがある。実際、同店公式サイトでも、「花緒ズレ防止法」として、「花緒を足へ合わせてもらう調節が必要なのはもちろんのこと(以下略)」と、すげることを勧めている。

   しかし、「専門店へ行ってすげる」ことに行き着く前に、既存の下駄を履いて痛くなって、結局、下駄を履かなくなる人が多いのを実感しており、今回のような情報発信をすることで、下駄を履く人が多くなって将来的に「すげてもらった下駄」に興味を持つ人が増えることも期待している。

   本来、既製品の下駄を履くことは、「自分の足のサイズは違うのに、平均サイズで作った靴を無理やり履くようなもので、違和感があって当たり前」なのだという。

   同店では、すげてもらう「普段使い」の下駄は5000~6000円から用意しており、高いものになると5、6万円のものもあるそうだ。

   8月に入っても花火大会が続く。東京では、江戸川区花火大会(4日)や神宮外苑花火大会(11日、明治神宮外苑)、大阪では、なにわ淀川花火大会(4日、大阪市)などが予定されている。

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