お笑いコンビ「NON STYLE」の石田明さん(38)が2018年7月31日のブログで、ベビーカーで買い物をしていた妻が、近くの女性に舌打ちをされたというエピソードを伝えた。妻は面と向かって「迷惑」とも言われたという。
「いくらなんでもひどくないですか?」。こう憤りを露わにした石田さんに、インターネット上では「負けないでください」「奥様の心が早く癒えますように」といった励ましの声が相次いで寄せられている。
「人の迷惑って考えた事ある?」
石田さんは12年10月、12歳年下の一般女性と結婚。17年には双子の女児が生まれ、2児の父親となった。今回のブログは「優しい人でありたい」とのタイトルで、買い物中の妻が体験した出来事を次のように伝えている。
双子用のベビーカーで、子供を連れて買い物に出かけた妻。会計のためレジに並んでいると、後ろにいた中年の女性から、
「もうちょっと前行けないの?」
と声をかけられた。妻が「すみませんベビーカーなんで」と謝ると、なんと女性は舌打ちをしたという。
その後、妻は会計を終えるも、レジ付近の幅が狭くベビーカーの通り抜けができなかったため、店内を大きく回る形でレジの奥側に出ることに。そこで、舌打ちをされた後ろの女性に「(ベビーカーを)通してもらっていいですか」と頼んだところ、
「ねぇ?いつもこんな事をしているの?人の迷惑って考えた事ある?そうやって双子で迷惑かける事分かってるんだからもう少しあたま使いなさいよ!買い物する時すら預ける人いないの?頼るところもないのに産むからこうなるのよ!」(原文ママ)
などの暴言を吐かれたという。
こうしたエピソードをつづった上で、石田さんは「なんなの?これ?」と一言。「迷惑かけているのはわかってます」とした上で、
「でも、そんなに言われなきゃいけないことですか?預けれなければ買い物もしたらダメ?産んでもダメってこと?いくらなんでもひどくないですか?」
と訴えた。
「あまりにも悲しい気持ちになったもので...」
ただ、スーパーでの一件では、妻の近くにいた男性が中年女性を注意する一幕もあったとして、石田さんは「ほんと思った。優しい人でありたい」。続けて、
「双子のベビーカーが大体のエレベーターに入ることに手こずることや、レジや改札も通るの大変だったり歩道ですらギリギリなところがあることをわかって欲しいです」
と理解を呼び掛けた。ブログの末尾には、「すみません。あまりにも悲しい気持ちになったもので...」との一言も添えていた。
こうした石田さんの訴えを受けて、ツイッターやネット掲示板には、
「怒りを通り越してただただ悲しくなりました」
「世の中色んな人がいます。助けてくれた人たちの事だけ思い出になればと心から願います」
「自分勝手で嫌なひといますよね。奥様の心が早く癒えますように」
といった温かいコメントが続出。そのほか、石田さんと同じように双子の子育て中だというユーザーからは、
「横並びのベビーカー、細い道や少しの段差でも怖くて、出不精になってた事思い出しました」
「双子のベビーカーが通りにくいことよくわかります!いろんな場所がギリギリですよね」
といった共感の声も目立っていた。