菅長官「邦人の安全確保というのは最大の責務」
安田純平さんが「韓国人」と名乗ったことに驚きの声が出る一方、その理由について推測も行われた。危険地帯に入ったことについて、「自己責任ではないのか?」などと疑問もくすぶっている
菅官房長官は、8月1日の会見で、
「邦人の安全確保というのは最大の責務であり、引き続き、さまざまな情報網を駆使して、全力で対応に努めております」
と述べた。
戦場取材に詳しいフリージャーナリストの志葉玲さんは、ヤフーニュースに配信されたFNN(フジテレビ系)の1日配信ニュースへのコメントで、
「中東の人々が日本人と韓国人を間違えることは、よくあること。当初、拘束されていたヌスラ戦線(現シリア征服戦線)から別のグループへ安田さんの身柄は引き渡されたとされており、そのことによって混乱が生じているものと思われる」
との見方を示した。
ウマルという名前については、
「アラビア語圏に多い名前で、拘束中に安田さんにつけられた、あだ名であろう」
とみている。