枝野氏、埋め立て承認取り消し「良し悪しを申し上げる立場ではない」
国政の野党の間でも対応が分かれている。共産党の小池晃書記局長は7月27日の記者会見で、辺野古の埋め立て承認を撤回する翁長氏の判断について
「断固として強く支持したい」
と断言する一方で、立憲民主党の枝野幸男代表は7月31日の記者会見で、
「知事が権限に基づいて権限を行使したことなので、国の方の立場から、そのことの良し悪しを申し上げる立場ではない」
と距離を置いた。
14年の知事選では、共産党は翁長氏を支援する一方で、立憲民主の前身の民主党は、候補者への公認や推薦をしない自主投票で臨んでいた。今回の知事選についても、枝野氏は、地方組織が整っていないことを理由に
「積極的にコミットできる状況ではないと思っている。どういう候補者がどういう構造で立たれることになるのか、そうしたことの中で我々として微力ではあるが、何らかのコミットができるかどうかを見守りたい」
と述べるにとどめている。