沖縄知事選、翁長知事はいつ動く? 保守系は「一本化」協議が本格化

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体調、治療優先で出張キャンセル相次ぐ

   一方、先行きが見えないのが「オール沖縄」だ。翁長氏は社民党、沖縄社会大衆党、共産党などの支援を受けて14年に初当選。これら県政与党は、翁長氏の再選を目指す方針を確認している。共産党の沖縄県委員会が7月22日に浦添市内で開いた決起集会では、翁長氏が

「今後とも皆様のお力をお貸しいただきますようお願い申し上げます」

などとするメッセージを寄せた。ただ、自身の出馬に関する言及はなかった。

   翁長氏は18年5月に進行度が「ステージ2」の膵がんを患っていることを明らかにしており、現在も治療を継続中だ。翁長氏は7月26、27日に札幌市で行われた全国知事会議に出席し、8月2日から国への要請行動を都内で行う予定だったが、いずれも体調や治療優先を理由に出張を取りやめていた。こういった状況での出馬が現実的かは議論の余地がありそうだ。仮に出馬しないにしても、判断が遅れれば遅れるほど、後継候補選びも遅れることになり、選挙戦への影響が懸念されている。

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