連日で年初来安値を更新
これを受けて20日の東京株式市場で住友金属鉱山株が一時、前日終値比3.8%(149円)安の3790円をつけ、年初来安値を更新した。翌営業日の23日は一時、3761円にまで下げて連日の年初来安値更新となった。その後はやや持ち直しているが4000円を少し上回る程度で、年初来高値(5562円、1月11日)は遥かに遠い。
米中貿易摩擦がどのような経緯をたどり、それが中国経済にどのような影響を与えるのかがなかなか見定めにくいだけに、上昇反転のきっかけをつかみにくいのが実情だ。EV電池の材料は成長が約束されているような事業なので株の買い材料ではあるのだが、中国経済の不安を打ち崩すほどでもないようだ。