漫画家・美村あきのさん死去、60歳 「すくうるでいず」「伝説の少女」...

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   「すくうるでいず」「伝説の少女」などの作品で知られる漫画家の美村あきのさんが2018年7月30日、死去した。60歳だった。本人のSNSのほか、過去の掲載誌「BE・LOVE」(講談社)編集部の公式ツイッターなどで伝えられた。

   1977年に「別冊少女フレンド」に掲載した「わたしの理想のあなたサマ」で漫画家デビュー。柔らかなタッチが特徴で、主に少女漫画を描いてきた。突然の訃報に、ファンや同業者からは驚きや悲しみの声が広がっている。

  • 「伝説の少女」(講談社)
    「伝説の少女」(講談社)
  • 「伝説の少女」(講談社)

デビュー誌編集部も「悲しみにたえません」

   1958年、東京都生まれ。「セント=ブラウンの童話」「すくうるでいず」「伝説の少女」などの少女漫画作品のほか、いわゆるレディースコミックの分野でも活躍した。6月は、代表作の電子書籍版も配信されたばかりだった。

   美村さんは6月25日のツイッターで入院したことを報告。7月27日には「無機質な面会謝絶の病室で、大好きなレモン水に氷とミントを浮かべ夏を味わい、ついでに40年前の青春も味わい...」と呟いていたが、これが生前最後のツイートになった。

   30日午前にツイッター、フェイスブックの両方が更新され、

「2018年7月30日午前11時12分に、美村あきのは永眠しました。これまで美村を応援して下さった皆さま方、本当に有り難う御座いました」

と報告されたのだ。署名はないが、遺族による投稿とみられる。

   その後、代表作の一つ「伝説の少女」を連載していた講談社の女性向け漫画誌「BE・LOVE」編集部も公式ツイッターで、

「漫画家の美村あきの先生が、7月30日午前11時12分にご逝去されました。美村先生は『別冊フレンド』『Me』『BE・LOVE』などで活躍され、『すくうるでいず』『伝説の少女』など、数々の人気作を発表されました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます」

と報告。デビュー誌の「別冊少女フレンド」(講談社)編集部もツイッターで、

「先生の早すぎる訃報に接し、悲しみにたえません。別冊フレンド編集部一同、心よりご冥福をお祈り申し上げます」

と悼んだ。

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