罪には問えないが、保健所「好ましくない」
トイレは池に直結していると聞いたとし、金魚は生命力が強く、トイレで流したぐらいでは死なないとした。「すぐ死ぬ運命である金魚すくいの金魚を一刻も早く救って池に帰しただけ」と主張している。
しかし、27日になって、勤務していた店にもクレームが殺到して、解雇されたとツイッターで明かした。このユーザーは、店のサイト上でも動画をアップしていたが、同日夕時点でプロフィールとともに削除されている。
名古屋市の下水道計画課にJ-CASTニュースが7月27日に聞いたところでは、トイレで流した水は下水処理場を通ってすべて川に流している。金魚については、下水道管の汚水で酸欠状態になったり、処理場のポンプのスクリューに巻き込まれたりして、生きているのが難しいのではないかという。
金魚などの魚類については、動物愛護法第44条違反(動物虐待)の罪には問えない。しかし、市の動物愛護センターは、「一般的な意味での虐待には当たり、受け入れられない人の方が多いと思います。ペットを遺棄するのは好ましくないため、うちのような保健所が注意することになると思います」と言っている。
問題の動画を投稿したユーザーは、7月30日までに取材に答え、結果的に金魚を死なせたことについて、「暑い中金魚を持ち歩いていても死ぬだけだからなぁ というのが本音」だとした。自宅ではなく大阪市内のJR天満駅のトイレで流したといい、赤い金魚も流してしまったという。その一方で、「もう二度とトイレには流さないし一応反省はしています」とも答えた。また、動画を投稿したツイートなども、同日まで削除している。