「日本人は我慢強い」「猛暑なら海外選手辞退も」 テレ朝「東京五輪マラソン」特集に視聴者ツッコミ

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   テレビ朝日系の情報番組「グッド!モーニング」で、猛暑の中で行われる東京五輪のマラソンでは日本選手が有利と紹介したことに対し、ツイッター上などで疑問の声が出ている。

   「猛暑東京五輪マラソンはメダル獲得チャンス」。2018年7月25日放送の「グッド!モーニング」では、こんなタイトルで特集が組まれた。

  • 東京五輪はこんな猛暑に!?
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「猛暑ならスローペースになるので、日本人に有利」

   番組では、涼しい気候で行われるハイペースのレースには日本人選手がついていけない現状をスポーツジャーナリストが指摘した。しかし、猛暑ならスローペースになるので、日本人に有利だという。

   その理由としてはまず、暑さの中では、日本人の持つ我慢強さや精神的な強さが発揮されることを挙げた。アフリカ勢に比べれば、スピードで負けるが、終盤35キロ以降の上り坂で、日本人選手が一気に追い抜く可能性があるという。

   例として、1991年9月1日に東京で行われた世界選手権で、30度を超える暑さの中で、谷口浩美選手がアフリカ選手を追い抜き、金メダルに輝いたことが紹介された。

   また、別のスポーツライターは、暑さの中で海外の有力選手が出場を見合わせ、日本に有利な状況になる可能性を挙げた。東京五輪後には、ベルリンマラソンやシカゴマラソンが控えているので、ケニアやエチオピアのプロ契約選手は、五輪メダルの名誉よりも、数千万円と言われる報酬の方を優先するのではないかというのだ。

「選手にとっては、環境が決まってしまえば...」

   ただ、スタジオ出演のスポーツコメンテーター田中雅美さんは、「選手にとっては、環境が決まってしまえばみんな同じという感覚なので、そこに対してどう対応するかがすごく差になってくる」と指摘していた。

   番組放送後には、ツイッター上などで、日本選手が有利との見方に対し、異論が次々に出た。

   「外国人は日本の気候に慣れていない為不利」との声もあったものの、疑問や批判の方が多い。「選手の体を考慮に入れない計算だよなぁ...」「暑さ耐えれるのが忍耐・根性があるとか考えが古すぎる」「有力選手がでないのなら勝つ意味もなくなる」「開催国が言うことか!」などと書き込まれている。

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