「昌子は一選手じゃない」と理解示す声
だが、「昌子は一選手じゃないからなあ」と残留を支持する向きもある。11年のプロ入り以来鹿島一筋の生え抜きで、今やディフェンスリーダー、キャプテンマークも巻く。欠場した18日の第16節・ジュビロ磐田戦では、昌子抜きのDF陣が中央を崩される、ヘディングで競り負けるなどして3失点と、やや不安が露呈。植田に続いて仮に昌子も移籍となれば守備組織が崩壊しかねず、当面は残り、シーズン後の冬の移籍を模索しているのではないかとの憶測もある。
他方の金崎は、7月のここまでの2戦ともスタメンを外れたが、チームは磐田戦3得点(3失点)、柏レイソル戦6得点(2失点)と攻撃陣が快調。前線のコンビを組んできた「弟分」のFW鈴木優磨(22)や、安部裕葵(ひろき・19)ら若手が躍動している。金崎のキャリアをみても2~3年ごとにチームを変えている。また鳥栖からは、金崎と事実上のトレードの形で韓国代表センターバック、DFチョン・スンヒョン(24)を獲得した。
こうした攻守のバランスを整えるような出入りに、ネット上では、
「今の夢生は出せるけど昌子は出せないってのは非常にプロフェッショナルで妥当な判断だと思う」
「鹿島の補強は毎回的確すぎてやばい。鈴木がいるから年齢的にも金崎は不要。逆に植田もいなくなり、昌子も遠からずいなくなるの確定と考えてCB補強」
と肯定的な声も出ていた。