金崎夢生がよくて、昌子源「移籍NG」なぜ 鹿島の判断は「不可解」か「妥当」か

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   サッカーJ1・鹿島アントラーズの背番号10、FW金崎夢生(むう・29)のサガン鳥栖への電撃移籍が発表されると、DF昌子源(25)が海外移籍せずに残留する見通しであることと対比し、インターネット上で賛否の声が相次いだ。

   ロシア・ワールドカップ(W杯)日本代表の昌子は欧州移籍が取り沙汰されたが、クラブ側が「残ります」と明言したと報道。戦力ダウンを避けるため理解も示されたが、直後に金崎移籍の報が飛び込んできた。そのため、「金崎出すなら昌子だしてやれよ」といった反応が出ることになった。

  • 鹿島アントラーズの日本代表DF昌子源
    鹿島アントラーズの日本代表DF昌子源
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今シーズン7ゴール、得点ランク5位

   鹿島は2018年7月24日、日本代表経験のある金崎が鳥栖に完全移籍すると発表した。3年半在籍した鹿島では、16・17年と2季連続2桁得点をマークし、18年も開幕からW杯中断前の5月までのリーグ戦全15試合にスタメン出場、7ゴール(得点ランキング5位タイ)をあげていた。だが「新しいチャレンジに向き合いたい」と移籍を決断した。

   対比されることになったのが昌子。日本代表のセンターバックとしてW杯で活躍し、海外からの注目度が急上昇した。23日までのスポーツ紙の報道では、リーグアンのトゥールーズやストラスブールなどから正式オファーが届いていたといい、昌子本人も「オファーはある。ゆっくり話し合いたい」と海外挑戦に意欲を感じさせる発言をした。一方、鹿島の鈴木満・常務取締役強化部長は「もう決着は着いた。残ってちゃんとやります」と今夏の移籍見送りを明言したという。

   W杯直後で熱視線を浴び、4年後のW杯を見据え、25歳という年齢からも、今夏が最大の海外移籍チャンスと目されていた。それだけに「残留」報道には落胆の声もあった。だが、鹿島の人材流出も激しい。

   同じW杯日本代表で鹿島のDF植田直通(23)は12日、ベルギーリーグ1部セルクル・ブルージュへの完全移籍が発表された。13日にはFWペドロ・ジュニオール(31)が中国リーグ2部の武漢に期限付き移籍すると発表。暫定10位、降格圏の16位まで勝ち点7差とくすぶる中、さらなる戦力ダウンは避けたい。ベスト16に進出しているアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)も並行して戦うため、試合数も多い。

   そのため昌子の「残留」報道に、ツイッターやネット掲示板では「植田昌子、二枚も出せるかよ 慈善事業じゃねえんだよ」といった声が鹿島サポーターとみられるユーザー中心に漏れた。ところがそこにきて、10番・金崎の放出だ。ネット上では、

「金崎出すなら昌子だしてやれよ」
「金崎はよくて、なんで昌子はだめやったん?」
「なんか、昌子源選手が...忍びない。鹿島、ええのん?」

と不可解さがにじんでいる。

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