ポンペオ氏は北の提案に乗らなかった?
実際、北朝鮮外務省報道官が7月7日に発表した声明によると、米国のポンペオ国務長官が7月6~7日に平壌を訪問して非核化に向けた協議を行った際、北朝鮮側は
「朝鮮(戦争)停戦協定締結65周年を契機に終戦宣言を発表する」
ことなどを提案したが、米国側は
「CVID(編注:完全かつ検証可能で不可逆的な方式の非核化)だの、申告だの、検証だのと言って、一方的で強盗さながらの非核化要求だけを持ち出した」
として非難し、米国側が終戦宣言に関する提案に乗ってこなかったことを示唆していた。今回の宣伝サイトの記事で、ポンペオ氏との協議以降、両国の溝が埋まっていないことが浮き彫りになったともいえそうだ。