イベントでの対応は
一方で、イベント開催についてはどうなのか。
18年7月8日に行われた人気ゲーム「アイドリッシュセブン」のイベントで女性6人が体調不良のため病院に搬送されたと9日、産経ニュースが報じた。気象庁によると、イベントが行われた日の所沢市の最高気温は30度だった。
この件について西武ライオンズは、女性らが搬送されたのは事実だと認めたうえで、「球団から特にコメントはしておりません」と回答した。
このようなトラブルの対策として、コンサートやイベントの主催者に「熱中症注意の告知文」を作成してもらい、公式サイト、チケットの裏面に記載するなどして観客に周知させているという。開催当日についても、ドーム内外で「熱中症注意」を促すアナウンスはしている。
しかし、7月と8月に行われるコンサートの公式サイトを閲覧したが、熱中症や暑さ対策に関する記述がないイベントもあった。
熱中症対策には水分補給が重要だ。しかし、メットライフドームの会場周辺にはコンビニが一軒しかなく不十分との指摘もある。これについても、ドーム内外での飲料販売で補っているとのこと。
また、野球開催同様に、ドーム前広場でミストが稼働している。