御嶽海優勝、長野出身は江戸時代以来 地元は「イキがってはいましたが...最高の孝行息子」

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   大相撲の関脇・御嶽海が名古屋場所14日目に初優勝を決め、地元の長野では大変な盛り上がりとなっている。

   同県松本市が本拠地のサッカーJ2・松本山雅FCは、ちょうどこの日ホームゲームが行われ、優勝直後にスタジアム内の大型ビジョンで速報を出した。また、長野県出身のあの五輪金メダリストも、すぐにツイッターで反応を見せた。

  • 初優勝した関脇・御嶽海(日本相撲協会公式サイトから)
    初優勝した関脇・御嶽海(日本相撲協会公式サイトから)
  • 初優勝した関脇・御嶽海(日本相撲協会公式サイトから)

松本山雅「ご来場の皆様に嬉しいお知らせがございます」

   御嶽海は名古屋場所14日目の2018年7月21日、前頭13枚目・栃煌山を寄り切りで下し、13勝1敗。2敗力士がいないため千秋楽を待たずに初優勝が決定した。3横綱・1大関が休場し、高安と豪栄道の両大関も存在感を見せられない中、初日から12連勝。12日目に初黒星を喫したものの、14日目は盤石の相撲で賜杯を手にした。

   記録づくしの優勝となった。初土俵から21場所目での幕内最高優勝は、年6場所制となってからは、輪島、琴光喜に次ぐ3位のスピード。また、平成出身力士としては2015年の照ノ富士以来2人目で、出羽海部屋力士としては1980年の三重ノ海以来38年ぶりだ。

   さらに長野県出身としては、優勝制度ができた1909年以降で初めての力士だ。それ以前までさかのぼれば、信濃国生まれで、江戸時代の1810(文化7)年に優勝相当の成績をあげた伝説の力士・雷電以来、なんと208年ぶりとなる。

   歴史的な優勝とあって、地元の長野では早速祝福ムードがあふれた。いち早く反応したのがJ2の松本山雅だ。

   この日18時から、京都サンガとの第24節をホーム・松本平広域公園総合球技場(愛称:アルウィン)で控えていたところ、優勝決定から数分と経たないうちに、場内の大型ビジョンでこうアナウンスした。

「ご来場の皆様に嬉しいお知らせがございます。先ほど大相撲名古屋場所において、上松町出身の力士、御嶽海関の幕内最高優勝が決定しました」

   観客からは大歓声が上がった。この模様はクラブ公式ツイッターが動画でアップし、「試合開始前のアルウィンも大盛り上がりでした! おめでとうございます」と伝えている。

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