「日傘男子デビュー」SNSで報告する人も 猛暑続き、販売2割増の百貨店も

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「暑さの中、出歩く」夫を心配する妻が購入するケースも

   都内のデパートの西武池袋本店によると、実際に会社帰りに日傘(晴雨兼用タイプ)を買いに来て、「すぐに使うから包装は不要」という男性もいるそうだ。紳士用は、婦人用に比べると数は少ないが、7月のこれまでの販売数は前年比で約2割増。婦人用も、同2割増えている。

   売れ筋は、婦人用では折り畳みが簡単で軽量なもの。色については特段の傾向はない。紳士用では、多少重くても裏地のコーティングがしっかりした「遮光性」に優れたタイプがよく売れている。紳士用の主な購入層は40代から70代。「代理購買」といって、夫や子供から頼まれた妻や母親が紳士用を買いに来るケースも結構あるそうだ。

   また、小田急百貨店新宿店によると、紳士用日傘(晴雨兼用)の売れ行きは「去年より多いのは間違いない」。梅雨明け(関東甲信越では6月29日)から売れ始め、ベージュなど色によっては、既に在庫がほとんど残っていないものもある。売れ筋は、3つ折りで「遮光」「遮熱」を重視したタイプ。購入者の中には、「夫が、こんなに暑い中に外を出歩くのが心配」と買っていく女性もいるそうだ。

   気象庁が7月19日に発表した1か月予報(21日~8月20日)によると、8月に入っても厳しい暑さが続きそうだ。

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