「米国が五輪で金メダルに輝いたら、アフリカの勝利なのか?」
他競技からも声があがった。米プロバスケットボールNBAのオーランド・マジックで活躍するフランス人選手、エバン・フォーニエは18日にツイッターで、
「『アフリカがフランスのW杯優勝を勝ち取った』と言うのはやめよう。ナンセンスだ」
と投稿。続けて、
「米国が五輪で金メダルに輝いたら、それはアフリカの勝利なのか? 南アフリカがラグビーで勝ったら、それは欧州の勝利なのか? キリがない。デタラメはやめよう。僕らはみんなフランス人だ」
と呼びかけた。
日本のインターネット掲示板上でもこの種の書き込みは相次いでおり、
「フランスが強いのはアフリカの手を借りてるって言われても反論のしようがない」
「歴史背景的に移民が多いの当たり前じゃん、アフリカはフランス語圏も多いしそりゃ入ってくる イギリスやアメリカだって黒人や移民だらけなのに、今更そんなことぐちぐち言う奴いる?」
「フランス育ちだしフランス国籍なられっきとしたフランス人」
といったものが見られる。
また試合中の様子から、
「白人も黒人も関係なく目的に向かって進むっていうのはフランスだからできることかもしれないというか。ゴールした時の輪とかなんかいいんだよな」
「みんなフラットな感じが好きなんだよなあ」
とする書き込みも少なくない。
「今に始まったことでもない」との声もある。自国開催の1998年W杯でも、ジネディーヌ・ジダンやマルセル・デサイー、パトリック・ヴィエラら、アフリカにルーツを持つ選手が躍動し、初優勝を勝ち取っている。