2018年7月19日にカザフスタンで刺殺されたフィギュアスケーター、デニス・テンさん(25)について、浅田真央さん(27)が哀悼の意を表した。
2人はかつて練習をともにしていた仲間だ。テンさんは浅田さんの引退時や、浅田さんの母が他界した際にSNSでコメントしていた。
「信じられません、信じたくありません」
2014年のソチ五輪・男子フィギュアスケートシングルで銅メダルを獲得したデニス・テンさんが19日、母国・カザフスタンで暴漢に刺殺された。国際スケート連盟などが報じている。
20日未明、浅田さんはインスタグラムを更新し、テンさんの突然の死に深い悲しみを表した。
「なぜ、どうして、信じられません、信じたくありません。大切な仲間の命が奪われたなんて、辛いです、悲しいです。日本のショーに来てくれたり、カザフスタンのショーに呼んでくれたり、カナダやロシアで一緒に練習やテニスやバーベキューをしたりしました。とても優しくて、面白くて、いつも一生懸命な人でした。心よりご冥福をお祈り致します」
ソチ五輪前、浅田さんとロシアのモスクワでともにトレーニングを行っていた。また浅田さんが2011年に母・匡子さんを亡くし、失意の中、振付師のローリー・ニコル氏に会いにカナダを訪れた際にも、テニスやバーベキューなどをともにし、穏やかな日々を過ごしていた。