第159回芥川賞と直木賞の選考会が2018年7月18日、東京・築地の「新喜楽」で開かれた。芥川賞には高橋弘希さんの「送り火」(文学界5月号)、直木賞には島本理生(りお)さんの「ファーストラヴ」(文芸春秋・刊)が選ばれた。
高橋さんは1979年、青森県十和田市の出身。2014年に「指の骨」で新潮新人賞、第152回芥川賞候補に選ばれる。「朝顔の日」、「短冊流し」も芥川賞候補になり、4度目の候補で受賞となった。
島本さんは東京都板橋区の出身。都立新宿山吹高等学校在学中の01年に「シルエット」が群像新人文学賞優秀作に選ばれ作家デビュー。02年「リトル・バイ・リトル」、03年「生まれた森」、06年「大きな熊が来る前に、おやすみ。」、15年「夏の裁断」で芥川賞候補。10年「アンダスタンド・メイビー」が直木賞候補にあがった。