絶滅の危機にある野生のトラを6年間で倍増させようと、タイガービール(シンガポール)は、世界自然保護基金(WWF)とともに、保護活動プロジェクトに取り組んでいる。
2018年は、世界的なファッションブランドのKENZOや若手デザイナーらとコラボして、トラをモチーフにしたオリジナルコレクション「RARE STRIPES」を展開することになった。
タイガービールがトラの保護を呼びかけ
世界的に活躍する新進気鋭のアーティスト4人を抜擢
世界でのトラの生息数は、横行する密猟や生息地の破壊によって、この 100 年ほどで急激に減少した。現在、世界でわずか約3900 頭のトラが確認されているだけだ。
この現状を変えようと、アジアNo.1のインターナショナルプレミアムビール、タイガービールは、2022 年までに世界の生息個体数を2倍にする「Tx2」のプロジェクトを2017年からWWFと共同で始めた。
この期間中、タイガービールは WWFへ年間 100 万U.S.ドル(約1億1300万円)、6年間で合計600 万U.S.ドル(約6億7800万円)を寄付することにしている。
今回は、トラの象徴的なデザインで知られるKENZO がプロジェクトに加わった。
タイガービールは、KENZOの共同クリエイティブ・ディレクター、ウンベルト・レオンとキャロル・リムの2氏とともに、世界的に活躍する4人の新進気鋭のアーティストを抜擢した。限定コレクションの制作陣に選ばれたのは、コンテンポラリーアーティスト兼彫刻家のメリル・スミス(米国)、イラストレーターでデザイナーのエスター・ゴー(シンガポール)、イラストレーター兼版画家のジュリエンヌ・タン(タンザニア)、ビジュアル・デジタルアーティストのショーン・リーン(マレーシア)の 4氏だ。