首都大学東京、再び「東京都立大学」に改名? 小池氏発言で現実味、「都立大学東京」の声も

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意外と「首都大学東京のまま」派もいる?

「やはり大きくは『首都大学東京のままでいい派』と『東京都立大学に戻してほしい派』の2つに分かれているようです。ただいざ改名が現実味を帯びてみると、意外と前者の意見も多く見られる印象があります。
前者の主張の理由には、『なんだかんだ今の名前が好き』『(首都大学東京に改名してからそんなに経たずに2度目の改名となるから)大学名をコロコロ変えないで欲しい』といったものがありました。後者の主張の理由には『世間や企業の認知度が低い』『単純に名前がダサい』『模試のとき志望大学欄の「大学」に対してどう書けばいいか高校生は迷う』といった感じです」

   ちなみにツイッター上では、都立大に変わる名称を考えよう、という話題が弾んでいるが、この学生によるとその中でも一部で共感を呼んでいるのが、「都立大学東京」なのだとか。学生の複雑な心情をうかがわせる。

   現実的には、改名論議はまだ始まったばかり。J-CASTニュースが18日、大学の経営企画室に取材したところ、

「都知事からお話をいただき、検討を始めた段階です。その進め方なども含め、引き続き検討していきます。公式サイトで発表したのは、学生の皆様にはたいへん重要な問題なので、状況をお知らせしたい、という思いからです」

との返答が。とはいえ、都知事発言を機に、13年の時を経て議論が動き始めたのは確かだ。

   最後に、前述の学生からの意見を紹介したい。

「しかし、『そもそも以前の都政時代に「首都大学東京」に改名していなければこんなことにはならなかった』という声もあり、いずれの意見でもこの点については恐らく多くの学生で意見が一致していると思います。私自身もそう思います」
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