日本政府「相互不信という殻を破り、1歩踏み出して解決したい」
そんな中でも日本側は、引き続き拉致問題解決のための日朝首脳会談を模索している。菅義偉官房長官は2018年7月18日午後の記者会見で、北朝鮮の非核化へのスケジュールが固まらないことが拉致問題にどう影響するかを聞かれ、
「拉致問題の解決には大きな決断が必要であって、金(正恩)国務委員長は、米朝首脳会談を実現した指導力があり、政府としては日朝関係でも新たなスタートを切って、拉致問題について、相互不信という殻を破り、1歩踏み出して解決したい、そういう姿勢は変わりない。最後は安倍総理自身が金国務委員長と向き合い、日朝首脳会談を行わなければならず、これを行う以上は、拉致問題の解決に資する会談としなければならない」
と答えている。