「僕ができることは何だ」 矢沢永吉、広島公演収益を被災地へ

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   ロックミュージシャンの矢沢永吉さんが、2018年7月13日、自身のホームページ内の動画で、9月11日に行われる広島グリーンアリーナ公演の収益を被災地に寄付すると表明した。

   矢沢さんは西日本豪雨で大きな被害を受けた広島県出身。故郷への「恩返し」に、ツイッター上では称賛する声が寄せられている。

  • 会場の広島グリーンアリーナのホームページより
    会場の広島グリーンアリーナのホームページより
  • 会場の広島グリーンアリーナのホームページより

ファン「本当に日本の誇りです」

   矢沢さんは動画を「この度の西日本豪雨は本当に、心からお悔やみ申し上げます」と被災者へのお見舞いの言葉から始めた。

「僕の生まれ故郷の広島も、もちろん、岡山ももういっぱい、あちこちで大変な... 本当に大変な被害が出ております」

被災地の状況を深刻に話す矢沢さんは、9月11日の広島グリーンアリーナ公演について、「相当張り切っておりました」と、観客数の多い会場でのコンサートへの思いを語った。

   再び、西日本豪雨における被害の大きさについて言及した矢沢さんは、

「どうしたらいいのかみたいな、これで本当にコンサートやっていいのかな」

と悩んだことを告白。色々考えたという矢沢さんは、9月の広島グリーンアリーナ公演への決意を話した。

「僕ができることは何だと思ったときに、やっぱり最高のステージをやると。それが自分のやれることなんじゃないかと思いました」
「だから、最高のステージ。頑張りたいと思います」

   矢沢さんは「それと」と話を続け、

「自分なりに考えたんですけども、この度のグリーンアリーナでの収益を、生まれ故郷広島の被災地の方、もちろん広島だけじゃないと思いますけども、何か役に立ててもらえたらなと思います」

コンサートの収益について、広島県を中心に西日本豪雨の被災地に寄付する意向を明かした。寄付の額について、収益の一部か全額かの詳細は動画では明かされていない。

   中国新聞などによると、7月15日時点で、西日本豪雨における広島県の死者数は106人、行方不明者15人、避難者数1233人にのぼっている。

   この動画は矢沢さんの公式アカウントなどで告知されることはなかったが、ファンがリンクを投稿するなどして、ツイッター上でも紹介された。多いものだと、16日昼現在で「リツイート」が約330件、「いいね」が約670件の反応ある。

   この動画に対して、

「本当に矢沢永吉は日本の誇りです」
「惚れるわ~」
「矢沢永吉だから言える事、出来る事だよね」

といった声が寄せられている。

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