被災者の家を勝手にSNS投稿 一部ボランティアのマナー違反に苦情

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避難所で「寝る所を用意して」

   また、マスコミの取材で写真やビデオの撮影が多くなって被災者が戸惑っているとも指摘し、「被災された方々へのお気持ちやプライバシーを配慮し、マナーある行動と言葉遣いをお願いします」と書いている。

   倉敷市社会福祉協議会の次長は7月16日、J-CASTニュースの取材に対し、被災者からボランティアへの苦情を数件聞いたと明かした。

「ボランティアセンターで受け付けをせず、勝手に活動して、避難所で『水がほしい』などと言ってくる方も一部でおられます。ボランティアの寝る所を用意すべきだという方もおられました。これでは、被災者に回るべきものがなくなってしまいます。センターを通さずに入って熱中症になったり、半袖の軽装でケガをして搬送されたりするなど、活動にも支障を来たしています。写真など個人が特定できるものは、SNSなどに勝手に上げないでほしいですね」

   マスコミの取材についても、苦言を呈した。

「撮影の許可をしないわけではないのですが、センターを通さずに、いきなり被災者の家に行って、『よろしいですか』とインタビューすることもあったようです。スタッフの人出が足りないところ、ボランティアが何人来たかなどを放送の時間までに教えて下さい、といった依頼もありました」

   報道ヘリの音がうるさくて電話の声が聞こえない、といった不満も出ているそうだ。

   ただ、被災者への支援はしてほしく、報道されないと現状が伝えられない面はあると言う。「ありがたいですが、痛し痒しです」と話していた。

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