「バーチャルYouTuber」(VTuber)のキズナアイが、人気情報番組「サンデージャポン」(TBS系)にコメンテーターとして出演して、ネット上で話題になっている。
その名の通りバーチャルのため、スタジオに置かれたモニターでの「出演」となった彼女。ツイッターでは、番組MCである爆笑問題・太田光さん(53)とのやりとりに注目が集まっている。
太田「マンガとして生まれたわけじゃないですか」
キズナアイはCGキャラクターながら、2016年11月からYouTubeに動画を投稿。VTuberの代表的存在として活躍し、チャンネル登録者数は、18年7月15日12時現在で、約199万8000となっている。
そんな彼女が7月15日、「サンジャポ」に出演した。ひな壇に縦長のモニターを並べての登場だったが、太田さんには異様な光景に見えたらしく、番組冒頭の紹介映像から、「ワイプ」には口をあんぐりとした姿が映し出される。その後、キズナアイに話が及ぶたび、目を見開いたり、ぼう然とした表情をしたりと、驚いているような反応を見せ続けた。
番組後半には、VTuberについての特集が。キズナアイの略歴紹介VTRを見終わって、太田さんはおもむろに、こんな質問をした。
「たとえば......自分がマンガとして生まれたわけじゃないですか。マンガとして生まれて、その......『生命』というのを感じた瞬間はあるんですか?」
これに対して、キズナアイは「マンガじゃない!」と否定しつつ、こんな大人の対応をする。
「私は一応AI(人工知能)なので、一昨年(2016年)の6月30日に、パッとこの白い空間で、『私って、私だなあ』って気が付きました」
この後も太田さんは「過去の記憶」や「将来設計」などを聞き、田中裕二さん(53)から「深入りすんなよ!」とツッコまれる始末。エンディングの「太田光の本日のお詫び」コーナーでも、「キズナアイちゃん。本番とCM中の態度がぜんぜん違う」と指摘するなど、1時間半の番組中、終始「イジる」形となった。