謎のツイッター「うなぎ絶滅キャンペーン」が話題 土用の丑の日前に「絶滅まであと一歩がんばりましょう」

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今年の「土用の丑の日」も新商品続々

   アカウントの登録を行ったのは7月5日である。しかし、12日夕現在約7700人のフォロワーを抱えており、中にはジャーナリストの津田大介さんもいる。フォロワー以外でも、コピーライターなどとして活躍する糸井重里さんが投稿に「いいね」するなど著名人の注目も集めている。

   何故、これだけの注目を集めているのか。

   実は、環境省のレッドリストで絶滅危惧IB類にカテゴリーが変更された13年から土用の丑の日を「うなぎ絶滅キャンペーン」と揶揄する声がチラホラと上がっていた。

   確かに、7月20日と8月1日と近くに土用の丑の日があるが、ツイッターを開いてみると、大手スーパーやコンビニなどの小売、回転寿司チェーンなど飲食店が挙って、「国産ウナギ」を大々的に売り出しており、「絶滅危惧種」になっていることをつい忘れてしまいそうだ。これらの情報を、アカウントでは積極的に拡散している。

   始めた動機については、土用の丑の日はうなぎ消費の特異点だとした上で、

「今年も日本全国でうなぎ絶滅キャンペーンが実施される中、当アカウントはわずかばかりPRを助けられればと思ってはじめました」

   絶滅が近づくにも関わらず、ウナギ消費を勧める日本社会。こうした矛盾への「皮肉」として、多くのフォロワーは受け取っているようだ。

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