「実務者協議」を「将軍級」に格上げするというが...
ただ、北朝鮮側の行動は、こういった「信頼」「信用」とは逆方向のものだ。7月12日には、朝鮮半島で行方不明になった米兵の遺骨返還について協議するための実務者協議が板門店で予定されていたが、北朝鮮側は姿を見せなかった。ただ、聯合ニュースが韓国政府筋の話として伝えたところによると、米国側が北朝鮮側に電話をかけたところ、15日に「将軍級」の協議を行うことを提案してきたという。実務者協議からの格上げする提案だが、本当に協議が行われるかどうかは不透明だ。
トランプ氏としては、正恩氏の言葉をあえて公開することで、合意履行に後ろ向きな北朝鮮側をけん制する狙いもありそうだ。