トランプ米大統領が2018年7月12日(現地時間)からイギリスを訪れる。
これに合わせてイギリスでは、過去の差別的発言からトランプ大統領への様々な抗議活動を行われているが、米パンクバンド「グリーンデイ」の楽曲「アメリカン・イディオット」を全英チャート1位にするという一風変わった抗議活動もそのひとつだ。
マイク・ダーントも言及
この抗議活動を呼び掛けているのは「トランプが訪問してきたときにアメリカン・イディオットを全英1位に(American Idiot For UK No.1 When Trump Visits)」というツイッターアカウントだ。
訪英に合わせているので、活動を始めたばかりなのかと思いきや、トランプ大統領が就任した直後の2017年1月28日には活動が始まっていた。
「アメリカン・イディオット」は04年9月に発売されたシングル。曲名と同じタイトルのアルバムは米英でチャート1位を獲得する大ヒットとなった。当時ブッシュ政権下だったアメリカをこき下ろした歌詞になっており、反戦の色も強い。
しばらく活動は陽を見なかったが、18年4月に入ると一変する。「ハフィントンポスト」のイギリス版や米ロックバンド「レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン」がツイッターで取り上げたことで徐々に活動の知名度が高まっていった。
更に4月28日には当のグリーンデイのメンバーであるベーシストのマイク・ダーントさんがツイッターで「これやろう!(Let's do this!)」と反応した。
現在のチャート位置はどのあたりなのだろうか。
イギリスのオフィシャル・チャート・カンパニーによる全英シングルチャートの最新のランキングでは18位を記録している。また、大手ECサイト「Amazon」のイギリス版では、デジタルミュージックの曲ランキングで既に1位を獲得している。