被災地ボランティアを襲った「デマ」 復旧作業に尽力も「泥棒」と決めつけられ...

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「地元だから助けに行ったのに」

   男性とその兄がデマの存在に気付いた際には、すでに「もうかなりの投稿があって、出所は分からない状況でした」。その上で、全く心当たりのない偽情報が「事実」のような形で出回っていたことについては、

「もう、最初は苛立ちしかありませんでした。地元の人たちも、ツイッターで僕らのことを『泥棒』『窃盗団』とか言っていたんです。地元だから助けに行ったのに、こんな形で返されるなんて。ショックというか、腹が立って仕方がなかったです」

と振り返る。また、男性や友人らはどちらかというと「やんちゃ」な見た目をしているとした上で、

「外見だけで判断されたと思って、傷つきました。確かに、あまりいい印象を持たれない見た目だとは理解していましたけど...。せっかく、地元のために動いたのに」

とも話した。

   実際、男性の兄も今回のデマについてツイッターで、

「あんなこと言われて作業する気になれませんでした。気持ちで動きよるのに、仇で返されるとはねぇ、神様もひどいわ」

と、やりきれない気持ちを明かしていた。

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