日朝首脳会談にも現実味?
ロシア政府は繰り返し正恩氏のロシア訪問を要請しているが、北朝鮮側は態度を明らかにしていない。今回の政府専用機のフライトに正恩氏が乗っていたかは明らかではないが、韓国の聯合ニュースは、対北朝鮮消息筋の話として
「おそらくフォーラムへの金委員長の出席の可否などを点検するため、実務団が先発隊として現地を視察したとみられる」
と伝えている。
読売新聞は6月14日、日朝両政府の関係者が日朝首脳会談の実現に向けて接触を繰り返しているとして、
「首相が8月頃に平壌を訪問する案や、9月の国際会議を利用した会談などが検討されている」
と報じている。この「9月の国際会議」はウラジオストクの「東方経済フォーラム」のことを指しており、仮に正恩氏がフォーラムに出席するとなれば、日朝会談も現実味を帯びてきそうだ。