マック「食べかけナゲット」誤配達で謝罪 従業員のミスに「あってはならないこと」

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   マクドナルドの配達サービスで注文したチキンナゲットが、「食べかけ」の状態で自宅に届いた――。こんな報告がツイッターに寄せられていた問題で、運営会社の日本マクドナルドが謝罪した。

   同社の広報担当者は2018年7月9日、J-CASTニュースの取材に対し、客に食べかけの商品を配達した事実を認め、「お客様には大変ご不快な思いと多大なるご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます」。購入者にも謝罪のうえ、商品を交換する対応を取ったという。

  • 「食べかけナゲット」配達でマックが謝罪。写真はロココ・ネミコ(@kokorokmn_spl)さん提供
    「食べかけナゲット」配達でマックが謝罪。写真はロココ・ネミコ(@kokorokmn_spl)さん提供
  • 完全に食べかけの状態だ。写真はロココ・ネココ(@kokorokmn_spl)さん提供
    完全に食べかけの状態だ。写真はロココ・ネココ(@kokorokmn_spl)さん提供
  • 「食べかけナゲット」配達でマックが謝罪。写真はロココ・ネミコ(@kokorokmn_spl)さん提供
  • 完全に食べかけの状態だ。写真はロココ・ネココ(@kokorokmn_spl)さん提供

「すごく気持ち悪い...どうしてこうなった」

   騒動の発端は、東京都内に住むあるツイッターユーザーの7月7日夜の投稿だ。「衝撃的なことが起こった」と切り出し、

「マックデリバリー頼んだら食べかけのスパイシーチキンナゲットが届いた」

と伝えたのだ。続けて、「すごく気持ち悪い...どうしてこうなったかはちゃんと調べてほしい」とも訴えていた。

   投稿者がアップした写真には、半分ほど欠けた食べかけのナゲットが。紙製の容器の中には、付属のマスタードソースのフタ部分もあった。本来は5個入りだったが、食べかけのものも含めてナゲットは4個しかなかったという。

   投稿者は続くツイートで、店の担当者が自宅を訪れて直接の謝罪を受けたと説明。あわせて、同時に注文していた全ての商品を新しいものと交換する対応があった、とも明かしていた。

   一連の告発ツイートは注目を集め、投稿のリプライ(返信)欄には「これは酷すぎます」「ありえない」などの反応が続出。一部、「自作自演」ではないかと疑う声もあったが、これに投稿者は事実だと反論していた。

   投稿者は9日、問題のナゲットは「マクドナルド南砂町店」(東京・江東区)で注文したものだと取材に説明。投稿した写真のうち1枚は、開封時の状態をそのまま撮影したものだという。

誤配送の経緯は...

   こうした告発ツイートについて、日本マクドナルドの広報担当者は9日夕の取材に対し、食べかけの商品を配達したことについて「事実です」とコメント。その上で、事態が起きた経緯を次のように説明した。

   まず、問題となった「食べかけナゲット」は、別の客が返品したものだった。この客は「チキンマックナゲット」を注文していたが、店側は誤って「スパイシーチキンナゲット」を提供。客から申し出を受けたことで、正しい商品と交換した。

   客から受け取った食べかけの返品ナゲットを、従業員が誤って調理済みの商品を保管する棚に置いてしまった。これを別のデリバリー担当者が梱包し、今回の投稿者の元へ届けてしまったのだという。

   こうした経緯について、広報担当者は「通常は、返品された商品はすぐ廃棄する決まりになっていますが、従業員の不手際で一時的に保管棚へと置いてしまいました」と説明。その上で、

「お客様には大変ご不快な思いと多大なるご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。あってはならないことで、このようなことが2度と起きないように従業員教育を徹底して参ります」

と謝罪した。

投稿者は不満おさまらず「企業としての信用ない」

   広報担当者によれば、誤って食べかけの商品を届けてしまった客には、店舗の責任者および本社の担当者が電話で謝罪。ただ、誤配達の当日に客の自宅を訪れて謝罪をしたのは、店長ではなくアルバイト従業員だったという。

   なお、上記のような誤配達の経緯については、事態を告発したツイッターユーザーも8日午前に報告。そのうえで、「客に出していたものを間違えて届けていたわけでしかも食べかけとなるとかなり気持ち悪いです」として、

「正直、企業としての信用は全くない」

と憤りを露わにしていた。

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