「レスキュー服の泥棒」「車は○○ナンバー」 豪雨被災地に広がるデマ、広島県警が注意喚起

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倉敷市でも「把握していない」

   ツイートの中で名指しされている真備町がある倉敷市の広報担当者も9日、

「SNSでそうした情報が発信されていることは確認しているが、具体的な被害があった、といった電話などは、こちらには来ていません」

とJ-CASTニュースの取材に回答した。

   そもそも情報の拡散を追うと、元々は「大阪ナンバーの車に気を付けて」程度のものだったのが、いつの間にか具体的な車種、さらに「レスキュー服」といった犯人の出で立ち、さらに「岡山ナンバー」や「倉敷ナンバー」も追加され、最終的には具体的な車両番号まで増えている。情報の出元も総じてあやふやである。

   思い起こされるのは、1980年代から存在する古典的な怪文書「当たり屋グループ」だ。「要注意ナンバー」として具体的な車両番号を掲載し、「このナンバーの車は当たり屋だから気を付けて」と呼びかけるものだが、いずれもデマとされている。

   広島県警の上記ツイートでは、被災地を狙った盗難被害には「十分に注意」するよう呼びかけた上で、

「デマ情報(フェイクニュース)の可能性が疑われる場合は情報の発信元を確認しましょう」
「不確定な情報をSNSなどで拡散させないでください」
「不確定な情報に惑わされることなく、冷静な行動に努めましょう」

と訴えている。

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