歌丸さんの「死亡ネタ」をしっかり放送 追悼「笑点」に「落語家冥利」指摘も

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   81歳で亡くなった桂歌丸さんを追悼する「笑点」(日本テレビ系)の特番が放送された。

   放送前、歌丸さんが絡むお馴染みの「死亡ネタ」について、昨今の風潮から「不謹慎だ」との糾弾を懸念して放送されないのでは、との見立てもあったが、結局、どうなったのか。

  • 笑点で追悼スペシャルが放送された(撮影2016年、笑点イベントで)
    笑点で追悼スペシャルが放送された(撮影2016年、笑点イベントで)
  • 笑点で追悼スペシャルが放送された(撮影2016年、笑点イベントで)

「山田くん、全員の(座布団)全部持ってって!」

   歌丸さん死去後、初の放送となった2018年7月8日夕の「笑点」は、内容を変更し、「桂歌丸師匠ありがとうスペシャル」として、過去の名場面や、歌丸さんを偲ぶ特別「大喜利」の模様を流した。

   歌丸さんといえば、三遊亭円楽さんらが歌丸さんの「死亡ネタ」をイジるやりとりを思い出す人も多く、2日に訃報が流れたあと、ツイッターでは自身の記憶にある「死亡ネタ」を再現する人も相次いでいた。中には、「『本当に死んだ後にこれを流すなんて不謹慎』って糾弾する」声が、今後出てくることを心配する指摘も見受けられた。

   そして8日の放送。「死亡ネタ」は、過去の名場面(約20個のネタ)でしっかり紹介された。1つ目は、歌丸さんが司会で、回答者は「警察官」の帽子をかぶった円楽さん。事件現場で使う、立ち入り禁止テープを手に、円楽さんが歌丸さんを念頭に「干からびて亡くなったという...」とつぶやくと、歌丸さんは「山田くん、全員の(座布団)全部持ってって!」と指示を出すと、会場は大ウケとなっていた。

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