ジャイアンが、ヘルメットを着用しながら自転車に乗っている。先日放送の「アニメ「ドラえもん」(テレビ朝日系)でのそんな一幕が、何とも現代らしいとして、話題になっている。
ガキ大将も、ヘルメットを被らないといけない時代なの? テレビ朝日に直球の質問をぶつけると――。
「ジャイアンがヘルメットかぶる時代になったか...」
問題の場面が放送されたのは、2018年6月29日放送のエピソード「アセカッキン」。額につけ働いて汗をかくと、たまった汗の量に見合うものが手に入る。そんなドラえもんのひみつ道具「アセカッキン」をめぐるドタバタ劇だ。
空き地で家の配達をサボり居眠りをしていると、のび太にこれを装着されたジャイアン。のび太が母親にサボりを告げ口したことで、慌てて自転車で配達することに。その時、頭にしっかりと乗車用ヘルメットを装着していた。
「嫌な時代になったなと思う」。ある一般のユーザーがツイッターで、この場面の写真を投稿したところ、ツイートへのリプライ(返信)欄では、
「ジャイアンがヘルメットかぶる時代になったか...」
「ジャイアンというあだ名に相応しくない行為」
「ジャイアンにヘルメットは似合いませんよね...」
との声が続出、「リツイート」3万8000件(7月6日時点)の反響を呼んだ。短気で乱暴な「ガキ大将」のジャイアンが自身の安全を第一に考えることに、違和感を抱いた人が少なくなかったのだ。
ただ一方では、「子供の安全を守る意識が高まっている証拠じゃないですか?」「小学生は自転車乗るときヘルメットしないと危ないでしょ」との声も。さらには、
「ジャイアンは前からヘルメット被ってたけどね」
「今に始まったことじゃない気が」
との指摘も寄せられていた。