J-CASTニュースは2018年7月3日~6日にかけ、ロシア・ワールドカップ(W杯)に関する読者アンケートを行った。
「最もチームに貢献した選手は」「敗退の最も大きな原因となってしまった選手は」――これらの質問に、ネットはどう答えたか。
GK川島に60%超...ちょっと酷?
まず、日本代表の健闘に「最も貢献した」選手、いわばこの大会での「MVP」を聞いた(投票数:1717)。
接戦を制したのは柴崎岳(33.3%)だ。4試合いずれも先発出場、チームの司令塔として活躍した。続いたのは乾貴士(24.6%)。セネガル戦、ベルギー戦と合計2ゴールを決めている。そのプレーは、ともに海外メディアからも高く評価された。3位はやや離れて香川真司の7.0%で、ほとんど差がなく長友佑都が6.7%でランクインした。
逆に、残念ながら「敗退の最も大きな原因」となってしまった、いわば「ワースト」評価の選手はというと――なんと、GKとして4戦を戦った川島永嗣が、実に総投票数(1494)の62.7%を占めてしまった。もちろん、圧倒的1位だ。特にセネガル戦では、パンチングで処理した球をあっさり相手FWに決められる、まさに痛恨の展開に。ファンはもちろん、国内外のメディアからも厳しい論評が目立った。
とはいえ、ポーランド戦やベルギー戦など、ここぞという場面でもたびたび好セーブを見せたことを考えれば、この「ぶっちぎり」はいささか酷な結果かもしれない。実際、「最も貢献した」投票でも、長友に続く4.95%で5位につけている。
川島の後は「わからない、そのほか」が11.8%で2番手に。3位は山口蛍(6.8%)、4位本田圭佑(5.6%)、宇佐美貴史が3.2%で5位となった。
「ベスト試合」はベルギー戦、中継への評価は
チームを率いた西野朗監督について聞いたところ(投票数:1346)、「非常に良い」が31.3%、「良い」44.0%と、肯定的評価が全体の4分の3に達した。「普通」(16.0%)、「悪い」(4.6%)、「非常に悪い」(2.2%)は少数に留まり、指揮官への満足度はかなり高いと言っていい。
日本代表の4戦のうち「最も高く評価する試合」は、敗れたはしたものの善戦を演じた「ベルギー戦」が過半数の53.8%という結果に。セネガル戦(22.9%)、コロンビア戦(18.8%)はほぼ差がなかったものの、終盤のパス回しが賛否を呼んだポーランド戦は2.3%しか票を集められず(投票数:1352)。
また日本代表が「予想を大きく上回る」成績だった、とした人は69.1%に上り、「やや上回る」(19.6%)と合わせ、90%近くが予想以上の善戦と評価した(投票数:1322票)。また、地上波各局の「最も良かった」中継は、「NHK」が60.9%で圧倒的トップだった(投票数:1254)。