もしかしたら「白熊」になってたかも?
J-CASTニュースは2018年6月27日、ホシザキの本社営業部・広告宣伝課の上敷領忍さんに、ペンギンマークについての取材を行った。
そもそも1966年当時、製氷機はまだその必要性が認識されていなかった。ペンギンマークは、そのイメージキャラクターとして誕生する。創業者の坂本薫俊さん(故人)はブランドとしてのホシザキの確立にペンギンマークの活用を考えていたようで、こう語っている。
「その製品がホシザキのものであることを伝えて、覚えてもらうには、図案化したマークがついているといいんだ」
「その製品についているシンボルマークに価値が出てきて、そのマークのついている製品は同様に信頼できるということになる」
当初は白熊も候補に挙がっていたものの、愛嬌からペンギンに決まったという。
6度の変更で、変わった部分についても聞いた。
初代から5代目まで存在した、コウテイペンギンのような顔の横の白い毛については、「ペンギンをイメージした図案」と、特定のペンギンをモデルにしているわけではない。しかし、77年採用の6代目以降については「もう少しペンギンらしく、ペンギンの愛嬌さがあるデザインに」という創業者の要望でアデリーペンギンがモデルとなっている。
6代目から背景の氷が変化していることについては、ツイッターで指摘のあった「地球温暖化のメタファー」といった意味はないとのことであった。
また、左と右を向いたペンギンマークの使い分けについて、製品や紙面に対して真ん中より右側にある場合は内側を向く「左向きのペンギンマーク」を、真ん中よりも左側にある場合は内側を向く「右向きのペンギンマーク」を使用している。真ん中に配置する場合は、「左向きのペンギンマーク」するとのこと。