自動製氷機で知られる「ホシザキ」(愛知県豊明市)のペンギンマーク。
氷山の前に、ちょこんと立ったペンギンが描かれたマークは、飲食店などでもよくみかける。1966年から7個のロゴが作られてきたホシザキのペンギンマークだが、変更されるごとに修正が行われている。また、現行のロゴでも左右逆の2つのペンギンマークが使われているが、その意味とは。
現在のペンギンマークは7代目
「ホシザキ」は、1964年に国内初の全自動製氷機を発売し、業務用冷蔵庫、食器洗浄機、ビールサーバーなど業務用の厨房機器を販売してきたメーカーだ。
社章にも使われている「ペンギンマーク」は飲食店での勤務経験がある人なら一度は目にしたことがあるはずだ。
時折、ペンギンマークはツイッターなどで興味関心を引くことがある。
「ホシザキのペンギンかわいいな」
「ホシザキのペンギンちゃんが大好き」
「ホシザキのトレードマークにしばし暑さ忘る」
このペンギンマークは現在、2016年に採用された7代目のデザインが使われており、過去に使われていたペンギンマークは公式サイトで公開されている。
これら歴代ペンギンマークは初代(1966年)から5代目(1974年)までは顔の横に、コウテイペンギンを彷彿とさせる白毛があり、背景の氷山も縦に長いものであったが、1977年の6代目以降はアデリーペンギンに近いデザインとなり、氷山も平たいものに変わっている。
これらの変更箇所について、
「背景の氷の量が減っている。これは地球温暖化を示唆して...」
「1977年を境にコウテイからアデリーになってる」
と、変更された部分に意味を持っているのではないかとの憶測も呼んでいる。