「次期監督人事云々よりまずはハリル解任の精査」
こうした田嶋会長への「違和感」の一因はハリルホジッチ前監督の解任劇にあるようだ。
4月9日、W杯2か月前という土壇場での電撃解任が発表され、大きな物議を醸した。ひとりで会見した田嶋会長は「選手との信頼関係・コミュニケーションが薄れた」ことを理由にあげたが、具体性や説得力に乏しかった。「会長の専権事項」として自ら決断したことも明かしている。
しかし、ハリルホジッチ氏は同月27日に来日して会見し、突然の解任通告に「最悪の悪夢」「解任以来、人生で一番つらい時期を過ごした」と反発を隠さなかった。「(就任した)3年前から誰とも何の問題もなかった。特に選手との問題はなかった」と、田嶋会長があげた解任理由の事実も否定した。両者の言い分は真っ向から対立したままだ。
こうした経緯から「解任」が腑に落ちていないサポーターも多く、トップの田嶋会長に不審の目を向ける人も少なくないようだ。
今回の帰国会見でも、W杯直前で解任せざるを得なかったことの総括や責任について言及はなかった。そのため、
「次期監督人事云々よりまずはハリル解任の精査 協会内部の精査」
「総括からハリル解任をスルーするなよ あれいまだに釈然としてないぞ」
といった声が出ている。
もっとも、W杯で下馬評を覆す結果となったため、田嶋会長を支持する声もある。
「勝者の余裕かな」
「田嶋が辞める理由などないだろうよ」
「結果出ちゃってるから勝てば官軍なんだよね」
「田嶋の英断のお陰で結果残す事が出来たのは紛れも無い100%の事実なんだから」