2018年7月6日、朝からテレビは「オウム真理教幹部の死刑執行」の話題で持ちきりだ。朝8時45分ごろ速報のテロップが流れると、そこから各局は幹部らの過去の映像などを流している。
そんな中、テレビ東京は当初予定していた通りの番組を放送。ネット上では「さすが」「安心のテレ東」などと好意的な意見が寄せられている。
「さすがブレないテレ東」と好評
法務省は6日、オウム真理教の元代表の松本智津夫死刑囚(麻原彰晃、63)ら7人の教団元幹部の死刑を執行した。NHKや、フジテレビ、日本テレビ、テレビ朝日、TBSといった在京キー局が大きく報道している。死刑囚らが収容されていた東京拘置所や大阪拘置所の様子の中継や、オウム真理教が起こした地下鉄サリン事件(1995年)を振り返る映像を流している。
一方そのころ、テレビ東京は韓流ドラマ「浪漫ドクターキム・サブ」(8時15分~9時11分)を放送していた。8時50分ごろ速報のテロップを流すも、ドラマをそのまま流した。続けて予定通り、テレビショッピング番組「7スタライブ」(~11時13分)に移った。
ネット上ではオウム真理教の話題に「どのチャンネルも同じことだしうんざりする」「もうわかったから」などといった声も少なくない。通常どおりの番組を放送するテレビ東京の姿勢に、「さすがブレないテレ東」「安定のテレ東」「民放各局、テレビ東京見習ってほしい~」「癒やしだねぇ」などといった声が上がっている。
テレビ東京は、J-CASTニュースが2018年5月から6月にかけて実施した「好きなテレビ局」を問うアンケート調査で、1036票中277票(26.74%)を獲得し、1位に輝いた。