麻原死刑に「立ち会えなかった、残念です」 被害者救済に当たった滝本太郎弁護士が思い語る

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   オウム真理教被害対策弁護団の一員だった滝本太郎弁護士が、麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚(63)の死刑が執行されたと報じられたことについて、ツイッターで思いを語った。

「松本智津夫死刑囚の死刑が執行された。立ち会えなかった、残念です」。

   滝本弁護士は2018年7月6日朝、ツイッターを更新してこう書き始めた。

  • 死刑執行に触れたツイート
    死刑執行に触れたツイート
  • 死刑執行に触れたツイート

「現役信者には、麻原彰晃は存在しなかったと伝えたい」

   滝本弁護士は、殺害された故・坂本堤弁護士の友人としてオウム問題に向き合い、サリン襲撃事件などに遭ってオウム側に殺されかけながらも、被害者の救済に当たってきた。現在も、カルト問題に奔走している。

   この日のツイートでは、松本死刑囚の死に立ち会えなかった無念さを漏らしながら、こう書き継いだ。

「人ひとりの命が失われてしまった、悲しいです。本人には、『生まれてくれてウェルカム』と言いたい。現役信者さんには、『麻原彰晃という人はもともと存在しなかったんだよ』と伝えたい」

   ほかの信者らも死刑執行の可能性が報じられただけに、「複数とも言われている」と明かし、「他のオウム事件死刑囚12人の中から執人された人がなければいいんだけれど」と複雑な胸の内を語った。

   なお、この日は、松本死刑囚を始め、オウムの元幹部ら計7人の死刑も執行されたと報じられている。

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