タイの洞窟で閉じ込められているサッカー少年らに向け、W杯に出場した日本代表チームが、激励のエールを送った動画を公式ツイッターに投稿し、反響を集めている。
「いざ『闘え』、サムライブルー!」。
こう窓に白字のシールが貼られた青いバスの前で、激闘を終えたスーツ姿の日本の選手らが右手のこぶしを振り上げている。
「日本人の優しさは心より感謝します」「私は日本が好きです」
「負けるな!頑張れ!」
全員で声を合わせ、呼びかけているのは、タイのサッカー少年たちへだ。この動画は、2018年7月5日未明にアップされ、
「Hang on! Football Family are with you(あきらめないで!サッカーの仲間たちは、君たちと共にある)」
との英文も添えられた。
さらに、続くツイートで、タイ語に翻訳されたものも載せられている。
このツイートは、海外でも反響を集め、動画は、5日夕現在で30万回ほども再生された。
日本代表のエールに対し、タイ人らからは、タイ語のほか英語や日本語でも感謝の声が続々と寄せられている。
「ありがとう。私は日本が好きです」「私たちは、ワールドカップであなたを応援しました」「タイ人としてこの日本人の優しさは心より感謝します」...
日本のツイッター利用者からも、共感の声が出て、
「少年達、頑張れ!」「声が届くといいね」「全員無事に帰還出来たら、日本代表戦に日本サッカー協会が招待してあげたら」
などと書き込まれた。
なお、洞窟に閉じ込められた少年たちは、浸水個所が多くて救出作業が難航しており、予断を許さない状況が続いている。