浪商選手のひじ打ちは故意? ハンドボールめぐり二転三転の展開

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「ぶっ殺す」と叫ぶ動画がインスタに

   ところが、桃山学院側からは、さらなる情報提供があった。

   浪商高校のハンドボール部員が決勝戦の前日、インスタグラムに動画をアップし、部員らが「ぶっ殺す」「やっちまいましょう」と叫んでいたというのだ。桃山学院側が「モーニングショー」で明らかにしたところによると、浪商部員のLINEのグループでのやり取りでは、「ぶっ殺す」などする対象に桃山学院エースの名前を挙げていたという。

   こうした「犯行予告」とも取れる動画について、大阪高体連では、浪商側に聞き取り調査を求め、6月20日に再び常任委を開いた。浪商側はそこで、不適切な発言だと投稿を認め、部員らを指導したことを報告した。しかし、ひじ打ちした選手は、LINEのグループなどに入っていなかったという。常任委は、「ぶっ殺す」などは桃山学院側に向けたものであり、犯行予告などには当たらないと結論を出し、高体連でも、「妥当な対応をしていただいた」としている。

   浪商側は、「モーニングショー」のインタビューでは、あくまで冗談であり、ひじ打ちなどには結びつかないと説明した。しかし、桃山学院側は、現実に起きてしまったら、それは冗談ではないと反論していた。

   こうした状況を受け、高体連は7月4日、桃山学院側が常任委の調査結果に納得していないとして、再調査の検討をしていることを取材に明らかにした。

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