ロシア・ワールドカップ(W杯)の戦いを終えたサッカー日本代表DF槙野智章選手(31)がインスタグラムに感謝の言葉をつづった。そこで唯一個人名をあげたのは、3か月前に電撃解任されたバヒド・ハリルホジッチ前監督だった。
槙野選手に限らず、長友佑都選手(31)や酒井宏樹選手(28)も、W杯を終えてハリルホジッチ氏に一言触れる場面があった。
「あなたからのご指導があったからです」
日本はW杯決勝トーナメント1回戦でベルギーに2-3の逆転負け。史上初のベスト8とはならなかったが、優勝候補相手に大善戦し、大会を去った。
センターバックとしてグループリーグ第3戦・ポーランド戦にフル出場した槙野選手が2018年7月3日にインスタグラムを更新。「この4年間常にサッカーの事だけを考え、このW杯で結果を残す事だけを考え、突っ走ってきた」と振り返り、「自分がどれだけの事が出来たか。このW杯という大舞台で何を得たのか。それは1番自分が理解している。大きな財産になる。これからの人生に活かしていきたいですね」と今後の活躍を誓った。
また、「サッカーと出会い、ボール1つで色々な感情を抱き沢山の方の希望や勇気となり、少しは夢を与える事が出来たのではないかと思っています。僕の大きな夢、週末にはサッカー観戦に行くのが当たり前。テレビではサッカーの試合を放送し、街ですれ違う方には昨日ナイスゲーム!と言ってもらえるような、日本にもサッカー文化を起こしたいと思ってるんだな」と夢を語っている。
W杯を終えた今、「このチームが大好きでした」とすると、
「前監督のハリルホジッチさんにも胸を張ってありがとうと感謝の気持ちでいっぱいです」
と、かつての指揮官に思いを馳せた。その上で「皆さん熱い応援ありがとうございました!」と感謝をつづっている。
4月9日に電撃解任が発表されたハリルホジッチ氏について、槙野選手は翌10日のインスタグラムでも「今の僕がいるのは紛れもなく、日本代表として、ハリルJAPANとして、あなたからのご指導があったからです」とメッセージを贈っていた。ハリルホジッチ氏自身、4月27日に1人で開いた会見で、槙野の言葉を紹介した。
あれから3か月。W杯を終え、3年間代表チームを率いてきた前監督に触れた選手は他にもいた。